マイファースト・銀カメ MINOLTA Hi-Matic 11


MINOLTA Hi-Matic 11 は、Hi-Matic Eよりもさらに古いコンパクト カメラです。 今でも防湿庫に大切に保管しています。アメリカの有人宇宙飛行船で採用されたMINOLTA Hi-Matic 7と同ボディの最終型で、非常にボデイが大きくコンパクトとは言えない大きさです。 僕が古いコンパクトカメラにハマったきっかけはこのカメラで、45mm/F1.7のレンズは「京都の色」と言われている柔らかく深い色に完全にほれ込んでいます。 約20年ぐらい前のことですが、当時はコンパクトデジカメが普及しはじめた時期です。ひねくれものの私は逆に「これからはフィルムだ」と思い立ち、デジカメではなくこのカメラをヤフオクで購入したのです。まあ、面白半分です。何本かフィルムを通した後に「まだ生きてる しかもすごい写り」と感動し、ちょっとだけ人生変わりました。当時はまだ多くの人でごったがえしていたミノルタのサービスステーションにこのカメラを持ち込み、ファインダーのハーフミラー清掃とレンズ清掃をお願いし、モルトの修正とカビなども大変きれいに清掃していただきほぼ完全な状態に戻りました。当時はカメラメーカー自らがハーフミラーの清掃やモルト交換に応じていたのです。その時の、ちょっと太ったメガネのサービス担当者の方の、カメラ愛溢れる振る舞いに感動したことを今でも覚えています。最近のデジカメも含めて、私はこのカメラが一番好きです。すいません、はじめに言っときます「気が変わりやすいので今時点で」。ここでは、このカメラで撮影した過去のフィルム写真をいくつか紹介します。